
お部屋の印象を手軽に変えられるDIYとして、壁紙の張り替えやリメイクシートの活用が人気です。
その際に必要不可欠な道具の一つが、壁紙をしっかりと圧着させるためのローラーです。
できるだけコストを抑えて道具を揃えたいと考えたとき、多くの方が壁紙 ローラーを100均のセリアで探せないか、と考えるのではないでしょうか。
しかし、いざ店舗へ行ってみると「どの商品が使えるのか分からない」「そもそも壁紙専用のローラーが見当たらない」といった経験をされた方も少なくないかもしれません。
この記事では、壁紙 ローラーを100均のセリアで探している方に向けて、商品の有無から、ダイソーなど他の100円ショップとの品揃えの比較、さらには専用品がない場合に役立つ代用品まで、詳しく解説していきます。
また、ローラーの基本的な使い方や、ヘラを使った空気抜きの方法、壁の補修やリメイクシートをきれいに仕上げるための道具やテクニックも網羅的にご紹介します。
DIY初心者の方でも、この記事を読めば必要な道具を賢く揃え、自信を持って壁紙貼りに挑戦できるようになるでしょう。
- セリアで壁紙ローラーが手に入るかどうかの結論
- ダイソーなど他の100均との品揃えの違い
- 壁紙ローラーとして使える便利な代用品
- 壁紙貼りDIYにあると便利な他の道具
- ローラーやヘラの基本的な使い方とコツ
- リメイクシートや壁の補修への応用方法
- プロのような仕上がりを目指すためのテクニック
◆◆
壁紙 ローラーを100均のセリアで探す前に知りたいこと
- そもそもセリアに壁紙ローラーはある?
- ダイソーや他店との品揃えを比較
- 壁紙ローラーの代用になるアイテム
- DIYに役立つ他の道具もチェック
- ローラーの基本的な使い方と注意点
そもそもセリアに壁紙ローラーはある?
壁紙のDIYを始めようと考えた時、多くの方がまず思い浮かべるのが100円ショップでの道具探しです。
特にデザイン性の高いアイテムが豊富なセリアは、DIY好きにとって心強い味方と言えるでしょう。
そこで核心となる疑問、「壁紙 ローラーを100均のセリアで手に入れることはできるのか」についてお答えします。
結論から申し上げますと、2025年現在、セリアの多くの店舗では「壁紙専用」として販売されているローラーを見つけるのは難しい状況です。
DIYコーナーや工具コーナーを探しても、壁紙の圧着に特化した商品は定番として置かれていないことが多いようです。
しかし、だからといって諦める必要は全くありません。
セリアには、壁紙ローラーの代わりとして十分に活用できるアイテムがいくつか存在します。
重要なのは、「壁紙ローラー」という名称に固執せず、「壁紙を均一な力で押さえつけ、空気を抜きながら密着させる」という目的を達成できる道具を探す視点を持つことです。
例えば、お菓子作りコーナーにあるクッキーローラーや、塗装コーナーの小さなペンキローラーなどが候補に挙がります。
これらのアイテムは、本来の用途は異なりますが、その形状や機能が壁紙の圧着作業に非常に適しているのです。
このように、セリアでは専用品こそ見つけにくいものの、発想を転換することでDIYに役立つ便利な道具を発見できる可能性があります。
次の項目では、他の100円ショップとの比較や、具体的な代用品についてさらに詳しく掘り下げていきますので、ぜひ参考にしてください。
ダイソーや他店との品揃えを比較
壁紙 ローラーを100均のセリアで探す際、他の100円ショップの状況も気になるところです。
特に業界最大手のダイソーは、DIY関連グッズの品揃えが豊富なことで知られています。
ここでは、セリア、ダイソー、そしてキャンドゥといった主要な100円ショップの品揃えを比較し、それぞれの特徴を見ていきましょう。
ダイソーの品揃え
ダイソーは、DIY用品のラインナップが非常に充実しており、壁紙関連の道具も見つけやすい傾向にあります。
店舗によっては、「リペアローラー」や「補修用ローラー」といった名称で、壁紙の継ぎ目や浮きを押さえるための専用品が販売されていることがあります。
これらはサイズもコンパクトで、まさに壁紙DIYに最適な道具です。
また、ペンキ用のローラーも大小さまざまなサイズが揃っており、広い面積を一度に圧着したい場合に便利です。
ダイソーは「これが欲しかった」という専門的な道具が見つかる可能性が、他の100円ショップに比べて高いと言えるでしょう。
セリアの品揃え
前述の通り、セリアでは壁紙専用ローラーの取り扱いは少ないものの、代用品の宝庫です。
お菓子作りのための「クッキーローラー」や、粘土を伸ばすための「ミニのし棒」などが、壁紙ローラーの代わりとして非常に優秀です。
セリアの強みは、デザイン性が高く、他の用途にも転用しやすいおしゃれなアイテムが多い点です。
DIYのモチベーションを上げてくれるような、見た目にもこだわった道具を探したい方にはセリアが向いているかもしれません。
キャンドゥの品揃え
キャンドゥもDIYコーナーに力を入れていますが、壁紙ローラーに関してはセリアと同様に専用品は少ない傾向です。
しかし、掃除用品コーナーにある「カーペットクリーナー(粘着テープを外したもの)」の持ち手部分や、キッチン用品のミニサイズのめん棒など、代用できるアイテムを見つけることは可能です。
以下に、各店舗の特徴を簡単な表でまとめました。
店舗名 | 専用品の有無 | 特徴 |
---|---|---|
ダイソー | 有り(店舗による) | DIY専用品が豊富で、専門的な道具が見つかりやすい |
セリア | 少ない | 専用品は少ないが、おしゃれで便利な代用品が豊富 |
キャンドゥ | 少ない | 代用品は見つかるが、品揃えは店舗規模に依存する |
このように、壁紙ローラーを探すなら、まずはダイソーのDIYコーナーをチェックし、もし見つからなければセリアやキャンドゥで代用品を探す、という流れが効率的かもしれません。
それぞれの店舗の強みを理解し、上手に使い分けることが、賢くDIYの道具を揃えるコツです。
壁紙ローラーの代用になるアイテム
壁紙 ローラーを100均のセリアで見つけられなかったとしても、がっかりする必要はありません。
店内には、壁紙をきれいに圧着するための代用品として使える優秀なアイテムが数多く隠れています。
ここでは、具体的どのような商品が代用として使えるのか、その特徴と選び方のポイントを解説します。
クッキーローラー・めん棒
最も代表的な代用品が、製菓コーナーにあるクッキーローラーやミニサイズのめん棒です。
これらのアイテムは、生地を均一に伸ばすために作られているため、壁紙を均等な力で押さえるのに非常に適しています。
特に、ローラー部分がプラスチック製やシリコン製のものは、壁紙を傷つけにくく、滑りも良いためおすすめです。
木製のものは、壁紙に木目が移ってしまう可能性がないか、表面が滑らかに加工されているかを確認しましょう。
持ち手が付いているタイプを選ぶと、力を入れやすく作業効率が上がります。
小さなペンキローラー
塗装コーナーにある小さなペンキローラーも有力な候補です。
本来は塗料を塗るための道具ですが、ローラー部分のスポンジや毛を外して芯の部分だけで使ったり、あるいはスポンジが付いたままでも、広い面を効率よく圧着するのに役立ちます。
ただし、スポンジ付きで使う場合は、壁紙との摩擦が大きすぎないか、事前に端材などで試してみることをお勧めします。
サランラップの芯
意外な代用品として、使い終わったサランラップの芯も活用できます。
硬くて丈夫な紙管は、ローラーとして使うのに十分な強度を持っています。
表面が滑らかなので壁紙を傷つける心配も少なく、コストはゼロです。
ただし、持ち手がないため少し扱いにくい点と、湿気に弱い点がデメリットです。
あくまで応急処置的な代用品として考えると良いでしょう。
空き瓶や缶
円筒状の空き瓶やスプレー缶なども、一時的な代用品として使えます。
表面がツルツルしているため、滑らせやすく、適度な重さが圧着を助けてくれます。
選ぶ際は、表面に凹凸やラベルの糊残りがないかを確認してください。
これも持ち手がないため、長時間の作業にはあまり向きません。
これらの代用品を選ぶ際の共通のポイントは、「表面が滑らかであること」「適度な硬さと強度があること」「自分の手のサイズに合っていて扱いやすいこと」の3点です。
壁紙 ローラーを100均のセリアで探す際は、ぜひキッチン用品や文房具、塗装用品のコーナーまで足を延ばし、これらの条件に合うアイテムを探してみてください。
DIYに役立つ他の道具もチェック
壁紙をきれいに仕上げるためには、ローラー以外にも揃えておくと便利な道具がいくつかあります。
幸いなことに、これらの周辺道具の多くは100円ショップで手軽に揃えることが可能です。
壁紙 ローラーを100均のセリアで探すのと同時に、以下のアイテムもチェックしておくことで、作業の効率と仕上がりの質が格段に向上します。
カッターナイフ・デザインナイフ
壁紙の余分な部分を切り取る際に必須のアイテムです。
切れ味の良いカッターナイフを用意しましょう。
特に、刃の角度が鋭い30度刃のカッターや、細かい作業に適したデザインナイフがあると、コンセント周りや角の部分をきれいにカットするのに非常に便利です。
作業中はこまめに刃を折って、常に新しい切れ味を保つのが美しく仕上げるコツです。
替え刃も一緒に購入しておくと安心できます。
ヘラ(スムーサー、スキージー)
ローラーが面で圧着するのに対し、ヘラは線で圧力をかける道具です。
壁紙を貼る際に中央から外側に向かって滑らせることで、大きな空気を効率よく追い出すことができます。
また、壁の角や隅の部分をしっかりと押さえ、折り目をつける(クセづけする)際にも役立ちます。
セリアでは、DIYコーナーや掃除用品コーナーで、プラスチック製のスクレーパーやヘラといった名称で販売されています。
フェルト生地などが巻かれていると、壁紙を傷つけにくいためより良いでしょう。
メジャー・定規
壁のサイズを正確に測ったり、壁紙をまっすぐカットしたりするために不可欠です。
少なくとも2メートル以上の長さが測れるメジャーと、カッターで切る際のガイドとして使える30cm以上の金属製の定規があると便利です。
金属製の定規は、プラスチック製と違ってカッターの刃で削れてしまう心配がありません。
マスキングテープ・養生テープ
壁紙を貼る位置の仮止めや、スイッチプレートやコンセントカバーなどを外した際のネジの紛失防止、巾木や天井など、のりが付着してほしくない場所の保護(養生)に使います。
粘着力が弱く、きれいにはがせるマスキングテープは様々な場面で重宝します。
セリアにはデザイン豊富なマスキングテープがたくさんあるので、お気に入りのものを見つけるのも楽しいでしょう。
- カッターナイフ:余分な壁紙のカットに
- ヘラ:大きな空気抜きや角のクセづけに
- メジャー・定規:正確な採寸とカットに
- マスキングテープ:仮止めや養生に
これらの道具は、一度揃えておけば壁紙貼り以外のDIYにも幅広く使えるものばかりです。
壁紙 ローラーを100均のセリアで探す際には、ぜひこれらのアイテムも一緒に探してみてください。
事前の準備を万全にすることが、DIY成功への一番の近道です。
ローラーの基本的な使い方と注意点
たとえ代用品であっても、正しい使い方をマスターすればプロ並みの仕上がりを目指すことは十分に可能です。
ここでは、壁紙を貼る際のローラー(またはその代用品)の基本的な使い方と、失敗しないための注意点について詳しく解説します。
初心者の方は、この手順をしっかりと頭に入れてから作業を始めましょう。
ローラーを使うタイミング
ローラーは、壁紙を壁に貼り付け、ヘラである程度の大きな空気を抜いた後に使用します。
ヘラが「空気の追い出し」を主な目的とするのに対し、ローラーは「壁紙全体の圧着」と「細かな空気やのりのムラをなくす」のが主な役割です。
壁紙を貼ってすぐ、のりが乾き始める前に手早く行うのがポイントです。
基本的なローリングの手順
まず、ローラーをかける方向は、壁紙の中央から外側に向かって放射状に行うのが基本です。
これにより、残っている小さな空気や余分なのりを外側へと効率よく逃がすことができます。
- 中央から上下に:まず壁紙の真ん中に縦方向にローラーをかけ、壁と壁紙をしっかりと密着させます。
- 中央から左右斜め上へ:次に、中央から左右の斜め上に向かって、V字を描くようにローラーを動かします。
- 中央から左右斜め下へ:同様に、中央から左右の斜め下に向かって、逆V字を描くようにローラーをかけます。
この手順を繰り返しながら、少しずつローラーをかける範囲を広げていき、壁紙全体を均一に圧着していきます。
力を入れる加減と注意点
ローラーにかける力は、強すぎても弱すぎてもいけません。
全体重をかけるのではなく、腕の重みを利用して均一な力でゆっくりと転がすのがコツです。
力が強すぎると、壁紙から必要以上にのりがはみ出してしまい、後処理が大変になるだけでなく、壁紙が伸びてしまってシワの原因になることもあります。
逆に力が弱いと、しっかりと圧着できずに後から浮きや剥がれの原因となってしまいます。
特に注意したいのが、壁紙の継ぎ目(ジョイント)部分です。
継ぎ目の上を直接強くローラーがけすると、のりがはみ出しすぎて隙間ができたり、壁紙の端がささくれたりする原因になります。
継ぎ目部分は、専用のジョイントローラーを使うか、もしなければローラーを継ぎ目と平行に、片側ずつ優しくかけるようにしましょう。
また、エンボス加工(表面に凹凸のある)の壁紙の場合、強くローラーをかけすぎると、せっかくの模様が潰れてしまうことがあります。
この場合は、柔らかい素材のローラー(スポンジ製のペンキローラーなど)を使ったり、力を加減したりする工夫が必要です。
壁紙 ローラーを100均のセリアの代用品で使う場合も、これらの基本をしっかり守ることで、仕上がりの美しさが大きく変わってきます。
◆◆
壁紙 ローラーを100均のセリアの商品で上手に仕上げるコツ
- ヘラを使った空気抜きの方法
- 継ぎ目に使うジョイントローラーとは
- リメイクシートへの応用テクニック
- 簡単な壁の補修にも使える?
- コーキングでプロ並みの仕上がりに
- まとめ:壁紙 ローラーを100均のセリアで賢く選ぼう
ヘラを使った空気抜きの方法
壁紙をきれいに貼る上で、ローラーでの圧着と同じくらい重要な工程が「空気抜き」です。
貼り付けた壁紙と壁の間に空気が残ってしまうと、見た目が悪いだけでなく、剥がれの原因にもなります。
この空気抜き作業で主役となるのが「ヘラ」(スムーサーやスキージーとも呼ばれます)です。
壁紙 ローラーを100均のセリアで探す際には、ぜひこのヘラも一緒に手に入れておきましょう。
ヘラ選びのポイント
セリアでヘラを探すなら、DIYコーナーのペンキ剥がし用スクレーパーや、掃除コーナーの窓ガラス用水切りワイパー(スキージー)、バスルームのカビ取り用ヘラなどが使えます。
選ぶ際のポイントは、ある程度のしなりがあり、角が鋭すぎないプラスチック製のものを選ぶことです。
硬すぎると壁紙を傷つけてしまう可能性があり、柔らかすぎると力がうまく伝わりません。
理想は、ヘラの先端にフェルトなどが貼られているものですが、100均で見つからない場合は、薄い布をヘラに巻いて使うと壁紙を保護できます。
効果的な空気抜きの方法
空気抜きは、ローラーがけの前に行います。
壁紙を壁の上部に仮止めしたら、中心から外側に向かってヘラを滑らせていきます。
このとき、ヘラを壁に対して45度くらいの角度で当て、均一な力で押し出すのがコツです。
「上から下へ」「中心から左右へ」と、空気を一方向に追い出していくイメージで行いましょう。
一度に広範囲を行おうとせず、少しずつ着実に空気を抜いていくことが大切です。
もし大きな気泡ができてしまった場合は、無理に押し出そうとしないでください。
一度壁紙を少し剥がして空気を逃がしてから、再度貼り直す方がきれいに仕上がります。
どうしても抜けない小さな気泡は、カッターの先端や針でごく小さな穴を開け、そこから空気を押し出してローラーで圧着するという方法もありますが、これは最終手段と考えましょう。
角(コーナー)の処理
壁の入隅(内側の角)や出隅(外側の角)は、特に空気が溜まりやすい場所です。
ここではヘラの角を使い、壁のラインに沿ってしっかりと折り目をつけていきます。
これを「クセづけ」と呼び、カッターでカットする前の重要な下準備となります。
ヘラでしっかりとクセづけしておくことで、カットラインが明確になり、仕上がりが格段に美しくなります。
ヘラを一枚持っているだけで、これらの作業が驚くほどスムーズに進みます。
まさに壁紙DIYの必須アイテムと言えるでしょう。
継ぎ目に使うジョイントローラーとは
壁紙を複数枚貼り合わせて広い壁を仕上げる際、最も仕上がりの質を左右するのが壁紙と壁紙の「継ぎ目(ジョイント)」部分の処理です。
この継ぎ目をしっかりと圧着するために使われる専門の道具が「ジョイントローラー」です。
ここでは、ジョイントローラーの役割と、100円ショップのアイテムで代用する方法について解説します。
ジョイントローラーの役割
ジョイントローラーは、直径3〜4cm程度の小さなローラーで、主に金属製や硬いプラスチックで作られています。
その名の通り、壁紙の継ぎ目部分を集中的に押さえるために使われます。
なぜ大きなローラーではダメなのでしょうか。
それは、大きなローラーで継ぎ目を強く押さえすぎると、壁紙の端から糊がはみ出しすぎてしまい、乾燥後に継ぎ目が開いたり、糊が光って悪目立ちしたりする原因になるからです。
ジョイントローラーは、圧力をかける範囲を継ぎ目のごく周辺に限定することで、糊を均一に押し広げ、端をめくれにくくする役割を果たします。
100均アイテムでの代用方法
壁紙 ローラーを100均のセリアやダイソーで探していても、この専門的なジョイントローラーを見つけるのは難しいかもしれません。
しかし、ここでも代用品が活躍します。
最もおすすめなのが、事務用品コーナーにある「テープカッターに付属している小さなローラー」や、手芸コーナーにある「粘土細工用のミニローラー」などです。
また、DIYコーナーにある小さな戸車なども、サイズが合えば流用できる可能性があります。
もし適切な代用品が見つからない場合は、ヘラの柄の硬い部分や、スプーンの背などを利用して、継ぎ目を優しく押さえることでも代用が可能です。
この場合、壁紙を傷つけないように、当て布をすることを忘れないでください。
ジョイントローラー(代用品)の使い方
使い方は非常にシンプルです。
壁紙の継ぎ目を貼り合わせた後、はみ出した糊を濡れたスポンジや布で丁寧に拭き取ります。
その後、ジョイントローラーを継ぎ目の上に置き、壁紙の端から端まで、数回に分けてゆっくりと転がします。
ここでのポイントは、力を入れすぎないことです。
あくまで目的は「しっかりと密着させる」ことであり、「強く押し付ける」ことではありません。
この一手間を加えるだけで、継ぎ目が目立たないプロのような美しい壁に仕上がります。
リメイクシートへの応用テクニック
最近の100円ショップでは、木目調や大理石柄など、おしゃれな「リメイクシート」が大変人気です。
壁紙よりも手軽に扱えるため、家具や小物、キッチンの扉などをDIYでリメイクするのに最適なアイテムです。
そして、壁紙 ローラーを100均のセリアで探している道具たちは、このリメイクシートを貼る作業においても絶大な効果を発揮します。
リメイクシートと壁紙の違い
リメイクシートの多くは、裏面がシール状になっており、糊を塗る手間なく貼り付けられるのが特徴です。
壁紙に比べて薄手で、伸びやすい素材でできていることが多いため、より繊細な空気抜きのテクニックが求められます。
一度強いシワが入ってしまうと修正が難しいため、慎重な作業が必要です。
ローラーとヘラの活用法
リメイクシートを貼る際も、基本的な道具の使い方は壁紙貼りと同様です。
まず、貼りたいものの表面をきれいに拭き、ホコリや油分を取り除きます。
次に、シートを少しずつ剥がしながら、ヘラを使って中心から外側へ空気を抜きながら貼り進めます。
壁紙よりも薄いリメイクシートは、特にヘラで傷をつけやすいので、フェルトを巻くなどの工夫がより重要になります。
全体を貼り終えたら、仕上げにローラーの出番です。
ローラーを全体に優しくかけることで、粘着力を最大限に高め、シートの浮きや剥がれを防止します。
特にシートの端や角の部分は、ローラーで念入りに圧着することで、耐久性が格段にアップします。
曲面や角への対応
リメイクシートDIYの醍醐味は、平面だけでなく、箱やテーブルの脚などの立体物に貼ることです。
角や曲面にシートを貼る際は、ドライヤーを使ってシートを温めると、素材が柔らかくなり、伸びやすくなります。
温めて柔らかくしたシートを、指やヘラで角にフィットさせながら貼り、最後にローラーでしっかりと押さえることで、シワなくきれいに仕上げることができます。
壁紙 ローラーを100均のセリアで見つけた代用品は、このような細かい作業にも小回りが利くため、一つ持っているとDIYの幅が大きく広がります。
壁紙だけでなく、カラーボックスや収納ケースのリメイクなど、様々な用途に活用してみてください。
簡単な壁の補修にも使える?
壁紙のDIYは、部屋全体の壁を張り替えるような大掛かりなものだけではありません。
日常生活でついてしまった、ちょっとした壁紙の傷や剥がれ、浮きなどを補修する際にも、100均の道具は大変役立ちます。
壁紙 ローラーを100均のセリアで探したアイテムは、このような部分的な補修作業(メンテナンス)においても活躍します。
壁紙の剥がれ・浮きの補修
壁紙の継ぎ目や角が少し剥がれてきたり、湿気で壁の一部が浮いてきたりすることはよくあります。
このような場合、まずは剥がれた部分や浮いている部分の裏側にある古い糊やゴミを、ブラシや濡れた布で丁寧に取り除きます。
その後、文房具コーナーなどで手に入る木工用ボンドや、ダイソーなどで販売されている「壁紙用のり」を、剥がれた部分に薄く均一に塗ります。
つまようじや綿棒を使うと、細かい部分にも塗りやすいでしょう。
糊を塗ったら、壁紙を元に戻し、はみ出した糊を固く絞った布で拭き取ります。
そして、仕上げにローラーを使って、補修箇所を優しく圧着します。
これにより、壁紙が再び壁にしっかりと密着し、補修跡が目立たなくなります。
小さな破れや傷の補修
壁に物をぶつけてしまい、壁紙が小さく破れてしまった場合にも補修が可能です。
ホームセンターなどには、様々な色や柄の壁紙の切れ端がセットになった「補修用壁紙シール」が販売されています。
もし、張り替えた際の壁紙の余りがあれば、それを使うのが最も良いでしょう。
補修の手順は以下の通りです。
- 傷んだ部分より一回り大きくカットした補修用壁紙を、マスキングテープで傷の上に仮貼りします。
- 補修用壁紙と元の壁紙を、カッターで一緒に四角く切り抜きます。この時、定規を当ててまっすぐ切るのがポイントです。
- 仮貼りした補修用壁紙と、切り抜かれた古い壁紙の両方を剥がします。
- 下地が見えた部分に新しい壁紙を貼り付け、ローラーで圧着します。
この「重ね切り」というテクニックを使えば、パッチワークのようにならず、継ぎ目がほとんど目立たないきれいな補修が可能です。
このように、大掛かりな張り替えだけでなく、日々のちょっとしたメンテナンスにも100均の道具は十分活用できます。
DIYは「作ること」だけでなく、「維持すること」も楽しむことができるのです。
コーキングでプロ並みの仕上がりに
壁紙を貼り終え、ローラーでの圧着も完了した。これで完成でも十分きれいですが、もう一歩進んでプロのような完璧な仕上がりを目指したい方におすすめなのが「コーキング」です。
コーキング材を使うことで、壁紙の細かな隙間を埋め、見た目の美しさと耐久性をさらに高めることができます。
コーキングとは?
コーキング(シーリングとも呼ばれます)とは、建築物において、気密性や防水性のために隙間を充填する作業のことです。
壁紙DIYにおいては、壁紙の端と、天井、床、柱、窓枠などが接する部分のわずかな隙間を埋めるために使います。
この隙間をコーキング材で埋めることで、一体感が生まれて見た目が格段に向上するだけでなく、壁紙の端がめくれてくるのを防ぐ効果もあります。
100均で揃うコーキング道具
驚くことに、このコーキングに必要な道具も100円ショップで揃えることができます。
ダイソーなどでは、「水性アクリルコーキング剤」や「壁の穴埋めパテ」といった商品名で、チューブタイプのコーキング材が販売されています。
色はホワイトやアイボリーなど、一般的な壁紙の色に合わせやすいものが中心です。
また、コーキングをきれいに仕上げるための「ヘラ」も、バスルームの補修用品コーナーなどで見つけることができます。
さらに、コーキングが不要な場所にはみ出さないように保護するための「マスキングテープ」も必須です。
これら全てが100円ショップで手に入るのですから、挑戦しない手はありません。
コーキングの手順
手順は難しくありません。
- 養生:まず、コーキングを打ちたい箇所の両脇を、マスキングテープで一直線に保護します。このテープのラインが、仕上がりのラインになります。
- 充填:チューブの先端を細くカットし、隙間に沿ってコーキング材を充填していきます。
- ならし:指やヘラに水をつけて、コーキング材の表面をスーッとなでて平らにならします。余分なコーキング材はヘラで取り除きましょう。
- テープを剥がす:コーキング材が乾ききる前に、マスキングテープをゆっくりと剥がします。
完全に乾燥すれば完成です。
壁紙 ローラーを100均のセリアで探すところから始まったDIYが、このコーキングという一手間を加えるだけで、まるで専門業者が施工したかのような美しい仕上がりになります。
ぜひ、壁紙DIYの最後の仕上げとして取り入れてみてください。
まとめ:壁紙 ローラーを100均のセリアで賢く選ぼう
この記事では、壁紙 ローラーを100均のセリアで探している方々が抱える疑問や悩みにお答えするため、様々な情報を提供してきました。
結論として、セリアには「壁紙専用」のローラーは常備されていないことが多いものの、発想を転換すれば代用可能な優れたアイテムがたくさん見つかるということがお分かりいただけたかと思います。
クッキーローラーやペンキローラーといった代用品でも、基本的な使い方さえ押さえれば、壁紙をきれいに圧着することは十分に可能です。
また、ダイソーなどの他の100円ショップも視野に入れることで、より専門的な道具に出会える可能性も広がります。
重要なのは、一つの店舗や「専用品」という言葉に固執せず、DIYの目的を達成するために柔軟な視点で道具を選ぶことです。
ローラーだけでなく、ヘラやカッター、そして仕上げのコーキング材に至るまで、今やほとんどの道具が100円ショップで揃う時代です。
これは、誰もが気軽に、そして低コストでDIYに挑戦できる素晴らしい環境が整っていることを意味します。
壁紙の張り替えは、お部屋の雰囲気を一新し、日々の暮らしに新たな彩りを与えてくれる素晴らしい体験です。
この記事が、あなたの「やってみたい」という気持ちを後押しし、DIYの第一歩を踏み出すきっかけとなれば幸いです。
さあ、壁紙 ローラーを100均のセリアで賢く選び(あるいは代用品を見つけ)、あなただけのお気に入りの空間を作り上げてみましょう。
- 壁紙 ローラーを100均のセリアで探す場合専用品は少ない
- セリアではクッキーローラーなどが代用品として優秀
- ダイソーではDIY専用のローラーが見つかる可能性がある
- 代用品選びのコツは表面が滑らかで適度な硬さを持つこと
- ローラーは壁紙の中央から外側へ向かって使うのが基本
- 空気抜きにはローラーの前にヘラを使うと効果的
- ヘラは壁紙を傷つけないよう布を巻くなどの工夫が有効
- 継ぎ目処理には専用のジョイントローラーが理想
- ジョイントローラーも小さなローラーなどで代用可能
- これらの道具はリメイクシート貼りにも大変役立つ
- ドライヤーで温めるとリメイクシートが曲面に貼りやすい
- 壁紙の部分的な剥がれや傷の補修にも100均道具は活躍する
- 仕上げにコーキングを行うとプロ並みの見た目になる
- コーキング材やヘラも100円ショップで揃えることができる
- 柔軟な視点で道具を選びDIYを楽しむことが最も重要
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